2015年2月27日金曜日

美大卒業後の進路について【その2】ゲーダイ(芸術大学)在学中に...。

小さな画塾としてスタートしてから22年め、
そして高等部の卒業生が出始めたのがちょうど10年前という、
岡山にある美大受験予備校ボックスです。
(合格速報はこちらをご覧ください
  → 美大芸大受験なら!アトリエボックス合格実績!
 
今回は、その卒業生であるボックス5期生のお二人が来てくれました。
ボックス在学生に向けて色々とおふたりの話を聞かせてくださったので、
ご本人達の了解を得て皆さんにも少しご紹介したいと思います。

【お二人の経歴】
トトロ(以下;と)
岡山県立倉敷南高校卒業
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイルコース卒業
現在は自動車シートメーカーと老舗インテリアテキスタイルメーカーが共同出資して作った
乗り物のシートのテキスタイルデザイナーとして勤務。

メイト(以下;メ)
岡山県立大安寺高等学校卒業
武蔵野美術大学情報デザイン学科
現在は大手インターネット関連サービスの提供を行う企業に勤務

 第1回めの記事はこちらをご覧ください。
  → 美大卒業後の進路について【その1】美術大学受験前編



ふ:さて、そんなお二人ですが、現役で受かって、東京の大学に行ってから大変だったことは?

と:まず岡山から東京へ行って、どこで何を売っているのか全然分からない…。

メ:あー、わかる。

と:あと、工デってすごく浪人多くて経験が豊富で、色んなジャンルの人が居て、逆 に自分はもの作りの経験が少ないので、素材も道具の使い方も分からなくて困りました。工デって頭よりまず手を動かせって感じのところがあって、経験がもの を言うんです。身にはなるけど、もっと大学に入る前に経験できていれば良かったなって思いました。現役合格の方が良いって皆思ってるかもしれないけど、現 役が必ずしも良いことではなくて、寄り道も時には必要だと思います。

メ:デ情も浪人結構多いんですよね。視デなんかを2浪した後に来たような人がゴロゴロいて、蓄積した知識や経験はもう雲泥の差。俺も1年くらい浪人した方 が良かったかな~っていうのは思いましたよね。急ぎすぎた感はちょっとあったかな。でも、浪人に比べて、現役は荒削りでもパワーのある面白いもの作ってる 人が多かった気がする。

と:わかるわかる!浪人組は落ち着いた作品をつくるけど、現役の方が元気があるもの作るよね。

メ:現役の方がパンチがある感じ。最初の頃は浪人すれば良かったかな〜ってふわっと思ってたけど、最終的にはどっちでも良かったかなぁ。

ふ:デ情の最初の頃というと、課題発見というチームでやる授業がありますよね。

メ:商品の企画から発表までを模擬的にやる授業ですね。

ふ:ブランディングの基礎みたいなものですか?

メ:いや、多分根底には「デザインとは」みたいなものが根底にあって、アートとか作品でなくって、世の中にあるなにかしらの課題に対して自分たちでどういう解決案を考えて、どうデザインして発表するかって、ビジネス目線で考えましょうみたいな授業でした。現役も浪人もまざりまざりのチームだったんですけど、その中で俺1位になって、どやーーー!!って感じ(笑)。

ふ:トラブルありつつも乗越えたんですよね。その時に「現役ならではの強みはあったかも」とお話を聞かせてくれましたね。どっちを活かすかは本人次第なんだなと思わせてくれました。さて、学校の授業以外はどんなことに取り組みましたか?

と:幹事をたくさんやったかな…(笑)。窯工サークルに入ってたんだけど、いろいろサークルでイベントがあって、その幹事をやってました。その経験は社会人になった今、仕事ですごく役に立ってて、やってて良かったなと思います。

メ:たしかに…しみる…しみるわぁ…それ…。

と:私は地味なタイプで、幹事とか全然苦にならなくて。


その【3】に続きます!

2015年2月22日日曜日

美大卒業後の進路について【その1】美術大学受験前編

岡山にある美大受験予備校ボックスは、
最初の絵画造形の教室としてのスタートから22年目となりました。


最初は小さな子供達ばかりで始まった画塾ですが、その子達が成長し大学受験をするまでになり

高等部の卒業生が出始めたのがちょうど10年前になります。

今回は、その卒業生であるボックス5期生のお二人が来てくれました。
ボックス在学生に向けて色々とおふたりの話を聞かせてくださったので、
ご本人達の了解を得て皆さんにも少しご紹介したいと思います。


【お二人の経歴】
トトロ(以下;と)
岡山県立倉敷南高校卒業
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイルコース卒業
現在は自動車シートメーカーと老舗インテリアテキスタイルメーカーが共同出資して作った
乗り物シートのテキスタイルデザイナーとして勤務。


メイト(以下;メ)
岡山県立大安寺高等学校卒業
武蔵野美術大学情報デザイン学科
現在は大手インターネット関連サービスの提供を行う企業に勤務


司会ふじわら(以下:ふ):こんにちは今日はよろしくお願いします。
メ・と:よろしくお願いします。

ふ:えー早速ですが、まずお二人は現役で武蔵野美術大学に合格されたわけですが、今、受験を振り返ってみて、どんな感じでしたか?


メ:必死でした。やべーな感しかなくて。高2の夏からで、そんなにうまい訳じゃないし。でも、僕の場合はダメだったら浪人しようと思ってたので良い意味で気楽だった。技術的には焦りがあったけど、だめだったら、もう一回やろーくらいな感じ。

と:デッサンはまだ感覚がある方で、基礎をボックスで叩き直してもらってグンとのびました。
でも色彩構成が壊滅的で、高校の先生にもまずいって言われるほどでした。3年生まで1~2回のコースで通っていて、スタートダッシュが遅れたせいもあって。3年 夏まで壊滅的だったんですけど、毎日午前中に色カード(※1)を30~40枚つくったり、雑誌の色を研究したり、使える色のバリエーションを増やすことに取り組ん でました。新しい武器を増やすというより、短期集中で自身の良いところと欠けているところを伸ばすようにしてましたね。

ふ:ふたりとも短期集中して結果を出されたわけですね。


ふ:そういえばお二人の共通点は、ふたりともご実家が自営業でしたね。ととろちゃんは確か...、お家の手伝いをしながら通ってたんですよね。それと、メイトくんは親御さんの方針でボックスの受講料はバイトで稼いで来てたから大変でしたね。

と:そんな事情もあってなかなかボックスに来ることができなくて、私も現役で受かるかどうか怪しかったんですよね。

ふ:そうでしたね(笑)。でもふたりともセンスはあったし、何より小論文が上手でした。メイトくんは文章が上手かった理由が面白くて…。(笑)

メ:ラノベとギャルゲーで育ったおかげです(笑)。

ふ:白いGの小論文(※2)は忘れられない!(会場爆笑)



(※1)色カード.....ボックスに来て、最初の色の授業で作り方を教えてもらいます。受験までに500色くらいコントロールできるようになるといいなぁ。

(※2)白いGの小論文.....武蔵野美術大学の基礎デザインへの受験対策として書いたもの。数々の合格をたたき出しているボックスの小論文指導ですが、その中でもメイトくんのこの小論文を越えるものはまだない....。(ボックス生はこの小論文を読むことができますよー。)(Gと言えどガンダムにあらず。)




美大卒業後の進路【その2】に続きますよー。

2015年2月19日木曜日

【学科+実技】春講座のお得なお試しコースのお知らせ。

こんにちは。
バレンタインもあっという間に終わ(←本当に一瞬だった (注:個人の感想です)り、
すっかり花粉の季節ですね。

もちろんボックスでは、
バレンタインの前日より仕込み(フルーツなどを買ってきて
せっせとクロッキーしたりデッサンしたり)が行われ、
バレンタイン当日にはモチーフの鍋とホットプレートを活用して
アトリエ生多数参加のもと、チョコフォンデュが楽しく行われました。
(もちろん、フルーツ達は生徒のお腹の中に....(^^))

また翌日には、ガラス作家の鈴木美智さんがフランスよりおいでくださって、
ガラスのワークショップを行いました。
最初に美智さんの繊細で美しい作品を紹介していただき、
取り組んでいらっしゃることやその世界観についてお話をいただきました。
その後参加者の方は一人ずつ丁寧に指導をいただき、
ご自分の作品を大事そうにお持ち帰っていただくことができました。

前回の講座に参加くださったかたがほぼ1年ぶりに訪ねてきてくださったり、
遠くは滋賀県からご参加くださった方もいて、
賑やかで明るくて楽しくて奥の深いワークショップでした。
大学進学後に工芸工業としてのガラスのコースを選択する
アトリエの卒業生が参加をしてくれたりしたのもうれしかったです。

詳細はまた別途写真付きでご報告しますね。


さてさて。
美大受験 予備校のボックスでは、
春講への参加者募集を始めています。

美術大学、芸術大学の受験は、
学科での得点と実技での得点、両方の合算で得点の高い順から合否が決まっていきます。
(推薦試験を受ける人も、評定値をきちんと取っていくためには普段の学科が重要ですね。)

春講は、午前中は学科、午後から実技というタイムスケジュールです。

学科の年間計画としては、
夏までに「センター試験での基礎得点になる部分の学習を終わらせる」
秋からは「センター試験であと何点取りたいのかに合わせて学習計画を組む」
という流れで授業を進めていきます。もちろん個別授業です。

春講は、その最初の流れを掴む重要な時期ですので、
ぜひ学科と実技の両方を取ってくださいね。

今ならボックスに参加するのが始めての方のお得な割引を利用できます。
実技(10日間)35000円 → 10000円
学科(80分×4回)14000円 → 9800円

そしてさらに!
学科+実技なら 学科が一コマおまけがついて
実技(10日分)+学科(5回分)49000円 → 19800円!

詳しくはこちらのページをご覧くださいね。
 岡山で美大受験なら! →  画塾 ボックス【岡山】 春ゼミのお知らせ
 
 この春ゼミのプログラムは、
  「岡山県立大学・国公立の受験準備コース」
  「難関私立受験準備コース」
 の基礎プログラムとなります。

2015年2月13日金曜日

ガラスのワークショップのお知らせ

パリで活躍していらっしゃるガラス作家の「鈴木美智」さんが、昨年に引き続き今年もガラスの講座を開いてくださいます。

2013年にフランスで開催された第1回工芸フェア「REVELATIONS」では、
フランスの国内外から参加した300人のうち
たった二人の出展者紹介ビデオのうちの1人に選ばれたり、
また2014年には66000人の工芸家が所属するフランス工芸家組合の
新年挨拶ビデオに登場されるなど
その注目度の高さには目を見張るものがあります。

*「REVELATIONS」の紹介ビデオはこちらでご覧いただけます。
(柔らかなフランス語の発音が心地よいです(^^))
 → 鈴木美智さん紹介ビデオ

また美智さんの詳しいご紹介についてはこちらの記事をご覧ください。
  → JBPRESS鈴木美智さんの記事

ワークショップ参加にはまだ人数に若干の空きがあります。
もしよろしかったらおいでくださいね。



日時2月15日(日)
 第1回め14:00〜
 第2回め16:00〜
場所 ボックスフォーデザイナーズ → 地図

アーティストトークと美智さんのトンボ玉制作デモンストレーション見学の後、制作をしていただけます。
参加費および材料費は3500円です。
参加ご希望の方は box*akubi.netまでお申し込みください。 (*を@に変えてくださいね)

2015年2月9日月曜日

岡山イオンでのイベントのお知らせです。

こんばんは

ボックス卒業生ののびちゃんからお知らせです。
岡山イオンでのイベントがあるらしいですよー。
のびちゃんはせっかくの岡山出張のチャンスなのに
残念ながら同行はできなかったようです。
会えなくて残念...。

(ちなみにのびちゃんはボックス5期生でムサ美卒、
現在はデザイン企画会社で働いています。元気そうでなにより!)


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今回は首都を離れて地元・岡山のみなさんに宣伝です。
うちの会社でイオンのイベントのお仕事やるそうです。
「地元、岡山なんすよ〜!(出張つれてってください)」って言ったら告知するよう業務命令をうけたので告知します。

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実施は、2月14日(土)・15日(日)の2日間。
会場は、イオンモール岡山、南イオンスタイル入り口前スペース。
「イオンフォトブース岡山」というイベントです。
実施時間は11時・12時・14時・16時の各4回×2

3枚写真を撮影して、桃太郎のモチーフのイラストが顔にくっついてGIFアニメ生成されます。生成後、入り口頭上の、230インチのマルチビジョンに表示。アプリでもダウンロードできます。

【スマホサイト】http://s.aeontown.jp/okayama_photo_booth.php